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営業マンの7つ道具の筆頭でもある、必須アイテム名刺。新入社員でも入社して一番初めに渡されるコミュニケーションアイテム。名刺は、自己紹介の一環として「手渡されたり」、または礼儀として「交換される」ものです。以前はビジネスで使うものだとされていましたが、今ではプライベート用の名刺を持って使い分けたり、学生や主婦の間でも使われるようになってきました。

名刺は海外も同様で世界中で使われています。おもしろいのは日本と欧米の使い方の違い。日本では会ってすぐに渡す、つまり挨拶として利用されるのに対し、欧米では別れ際にここへ連絡くださいというニュアンスで渡されるところが大きな違いです。あなたならこの2種類のうち、どちらが良いと思われますか?

名刺の効果や価値、メリットやデメリットを知り、どんな名刺を作りたいか、なに情報としてを入れるか、そして渡すタイミングは先か後かを選んでみてください。

ビジネスでは必須アイテムの名刺。そもそもなぜ名刺が必要か?

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名刺の最大の目的は自分の存在を認知してもらうこと

例えば
今日は誰と会いましたか?
また、昨日は誰と会いましたか?

考えれば誰と会い、どんなことを話したかある程度思い出せるはずです。
しかし、「自然とその人を思いだす」のはどの程度の確率でしょうか?
さらに思い出したとしても、その人に対して、「調べてみたり、メールや手紙を書いたり」、
どのぐらいの方が日常的にやっているでしょうか?

名刺の出番

帰ったらポケットやかばんから名刺は取り出されます。
ここでその相手の世界へ再び自分が登場するわけです。

興味があれば、昨今ならホームページやブログ、facebookでどんな人か、
どんな競技なのかを調べてくれます。

このように名刺は会った後、あなたがいないところでも
あなたに変わって仕事をしてくれるのです。

最大限に力が発揮される時

必要に迫られて連絡をする際は、名刺を見て連絡をくれます。
丁寧な方はメール等でお礼をしますが、必ず連絡するケースはそう多くはありません。

日常生活の中で、テレビや新聞、雑誌などを見て、ふと思い出した時、
知人との会話や他人のブログを見て自分のことを思い出した時、
名前だけでも覚えてもらえていないと、二度と自分のことを見てもらえないことになりかねません。
千載一遇かもしれない出会いを、自分の応援者やファンに変えていく役目が名刺にはあります。

自分のことを調べてくれても大半はそこで終わってしまいます。
しかし名刺に連絡先が書かれていることで、連絡してみようかなという気になります。

本来相手と親睦を深めるには、会って会話をしたり食事をしたりできれば一番良いですが、
多くはメールが交流の主になります。
なぜならメールは時間を問わず、相手に迷惑がかからない、お互いの都合でできるからです。

このように複数回に渡り「コンタクト」をすることが
最終的には「記憶してもらう・思い出される」ことにつながっていくわけです。

名刺は自分の分身であり営業マン。

その重要性と名刺の強大な効果を知っている企業やビジネスパーソンは、様々なアイデアで工夫し、顔写真を入れたり、加工をして個性を出し、名刺一枚で自分を印象付け、記憶してもうらうことに精を出しています。

なぜ集客が重要か。集客できると何が起こるのか。

プロ野球界で観客動員数を増やすためにファン獲得を選手が行う

日本最大のスポーツビジネスを展開するプロ野球。メジャーリーグで活躍するスター選手、高額年俸の選手が目立っている一方、スポーツ観戦者の多様性、エンタテインメントの増加、若者のスポーツ離れにより、一時のプロ野球界の黄金時代は陰りを見せている。

TV放送も減少し、各球団は売上の核となる観客動員数を増加させるために選手、チームによるPR活動がますます盛んになっています。試合前の交流などファンサービスに工夫を凝らし、子どもや女性ファンの取り込みに成功している球団も増えています。

楽天イーグルスでは、星野監督の考案で選手による選手の名刺配布を行う施策も昨年はニュースになりました。自分の名前を売ることが大切だということと「客を呼ぶのはわれわれの使命。“営業”と言えばいやらしいが意識は大事。」とナインらに命じ、選手が直接お客様に営業して、球場に足を運んでもらおうという施策まで考えられていました。

宣伝部・広報部が大手企業並の広告予算を持ちながらも、集客に苦しむプロ野球界。選手一人一人が宣伝活動を行っています。

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名刺の作り方

【1】掲載する情報を決める

・基本的には氏名を強調し、メールや電話番号、住所など連絡先を記載します。
・ホームページのアドレスを入れる
・ポジションや背番号を入れる

[その他]
・競技の見どころやルールを入れる
ルールがわからないと見ている方にとってはおもしろありません。かつ競技のルールは意外と知られていません。選手にとっては当たり前のことが、観戦者や特に女性、子ども、高齢者にとってはわからないものです。Jリーグにおいて観客動員数を伸ばしているセレッソ大阪、新潟アルビレックスでは女性ファンへの特別サービス等で女性客を増やすことに成功しています。

・写真を入れる
ビジネス界でも増加している顔写真入り名刺。顔写真があることで記憶への定着率を高めてくれます。また競技写真を入れることもその競技への認識を高めてくれます。サッカーや野球でも競技を口で説明するよりも、写真を見せ視覚的に伝達した方が、圧倒的にわかりやすいですよね。臨場感のある写真で競技の魅力をPRしていきましょう。

・ロゴを入れる
プロチームでは当たり前にあるロゴマーク。企業やブランドでもロゴは記憶への重要な役割を果たしています。まだロゴがない方はぜひ作ってチームや自分のイメージを作っていきましょう。個人選手でもロゴはあった方が良いですし、すでに作っている選手もいます。

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【2】名刺を発注する

名刺のデザイン

掲載する情報が決まったら名刺作成の業者へ発注をします。もちろん発注先で掲載内容を相談してもらうでも構いません。
発注先の業者によって、2種類の発注方法がありますのでご紹介します。

・テンプレートを選んで発注する。
・オリジナルで作ってもらう

テンプレートを選ぶケースは、決められたフォーマットに自分の情報を入れるタイプです。色ぐらいは決められることもありますが、変更ができません。最大の利点はコストが安いことと、納期が短いこと。作ろうと思った時に発注して、一般的には1週間程度で届けられます。

オリジナルで作成する場合は、自分の好きなイメージや色を伝えることで個性のあるデザイン名刺を作ることができます。ロゴや写真を入れることもでき、思い通りに作れるようなイメージです。デメリットはオーダーメイドなのでコストが高いこと。制作期間分の日数がかかることです。知り合いに頼むという方もいらっしゃいますし、街にある名刺印刷屋さんに頼むことも選択しの1つです。

自分がどうしたいかを考えて、テンプレートにするか、オリジナルで作成するかを選んで発注しましょう。

印刷部数を決める

デザインが決まったら印刷部数を決定します。慣れてくれば多い部数を頼んだ方が1枚あたりの単価は安くなりますが、実際に配ってみて使ってみると変更したいところが出てくるかもしれません。最初は100枚程度の小ロットで発注して試してみることをおすすめします。

【3】名刺を配る

名刺が届いたら後は配るだけです。しかし名刺は作らなければ何も始まりません。作ることでどんどん配りだし、多く配ることで勝手に効果が出てきます。名刺は営業マンと言われる所以はそういうところにあります。

名刺のメリット・デメリット

メリット

・コスト・単価が安い
・携帯しやすい
・もらった相手もかさばらない
・相手の手元に残る
・知人などに渡してもらえる(再配布に利用される)

しかし最大のメリットは、まず自分を知ってもらうのに
「一番時間がかからないアイテム」ということです。
電話やメールを伝える時、郵送で住所を伝える時、ホームページやブログを見てもらいたい時、領収書を書いてもらう時、、、
名刺を持っていなければ携帯電話を取り出して見せることもありますし、メモや紙切れに書いて渡す方法もあります。
名刺を持っていれば、ポケットやかばんから取り出して渡すだけです。相手が急いでいて時間がない時や立ち話の時でも、すばやく伝達することができます。


■デメリット

・情報スペースが小さい
・なくしやすい
・こだわるとコストが高くなる

※注意点
凝り過ぎるとコストが上がり、1枚あたりの単価が上がってきます。少額で小ロットだけに、コストが上がると単価が大きく上がってしまいます。こだわることも大事ですが、もっと大切なのは多く配ることです。コストをかけないこだわり方で、1枚でも多く配っていくことをおすすめします。

*補足*
名前を知っていること自体が心理的に大きな影響を与えます。もし、野球選手がユニフォームに名前が入っていなかったらどうでしょうか?サッカー観戦をしていて選手の名前を知らなかったら。。。
4番がんばれー!って言うでしょうか?また言われた選手も気分がよくなるものではないでしょう。これだけでも名前を知ってもらうことが以下に重要かがわかると思います。

(ニューヨーク・ヤンキースのような敢えて名前を入れないケースもありますが、意図があってのことでもありますし、ヤンキースという強大なブランド力があるからこそできることです)

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名刺のまとめ

名刺とは 1.作る → 2.人に会う →3.渡す・配る →4.効果を待つ

名刺を渡せば相手への認知度100%。手元に残るだけでなく、インターネットで調べる時、人に話をする時、その使われ方によって120%以上の価値を発揮できるのは、名刺です。100枚配ることで120人に自分のことを宣伝したということになります。

不思議にも名刺は作ることで自分で自然と配りだし、多く配ることで勝手に効果が出てきます。名刺は営業マンと言われる所以はそういうところにあります。

質より量でも、量より質でもなく、「量=質」です。名刺はとにかく多くの枚数を配ることが成功への秘訣になります。

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