株式会社パブリックオンサイン Public on SIGN

同じ価格なら、寄付付きの商品のほうが4倍以上売れている

商品の一部を企業活動に関連するNPOなどの団体やプロジェクトに寄付をする商品を販売するコーズリレーティッドマーケティングという方法があります。この寄付つき商品は、『販売促進効果』と『新規顧客獲得』、さらに『ブランディング効果』が得られ、売上増+社会貢献でイメージアップに繋がります。

売上が上がった有名な例
有名な例ではVolvicの1L for 10Lプログラム。キャンペーン中はすべてのVolvic製品が対象で、商品価格の一部が井戸作りのプロジェクトに寄付され、その作られた井戸から新しい水が生まれる。水というキーワードで井戸を作るという事業に関連しているのは当然ですが、それをうまく広告宣伝し、消費者の購買動機にうまく繋がったことが、前年比130%という売上につながっていることが特長です。ただ、この成功例も2010年には前年比89%という結果になり、消費者の関心を改めて惹く施策の時期かもしれません。またある通信販売において調査した結果、同じ価格なら、寄付付きの商品のほうが4倍以上売れているという統計も出ています。

成功事例はまだまだ少ない
たしかに消費者は商品を購入することを通じて寄付ができ、企業にとっては、利益の中から寄付金を捻出し、売れた数量に応じて寄付をするため、利益に連動した範囲であり、想定外の出費というリスクは避けられます。あらかじめ想定しておけば、負担なくCSR活動が可能になります。
ただVolvic社の例においても、環境面において矛盾を唱える消費者も存在していて、コーズ（大義）と事業性の関係性や、そのマーケティング全般に渡って環境面や社会性に配慮されているかなども評価の要素になっており、寄付付き商品を販売すれば勝手に売れる訳ではありません。消費者自身の商品やサービスの購入に関する意思決定が厳しくなって販売側としては難しくなってきており、さらなる配慮と工夫が必要。

目的と事業の関連性に加えて
重要なことは『コーズと事業の関連性』。そして『平時の社会活動』。これがなければ最初はこちらの平時の社会活動からスタートする方が良いかもしれません。当社の場合、短期的な販売促進ではなく、ブランディングのことまでも熟考した中長期的なプランを企画提案していきます。

壮大な社会的経営を
社会貢献をすることはすぐにできます。ただ『大義』と『一貫性』を持って社会に貢献している企業だというイメージを作っていくことは時間がかかることです。
本業を活かした差別化、低価格ではないコンセプトでの差別化ができるCSR。お客様のニーズと市場ニーズ、トレンドを考慮した寄付つき商品をお客さまと一緒に開発し、さらにWEBを活用した販売までサポートも可能です。様々な面から、クライアント企業さまの壮大な社会的経営を応援しサポートします。

CSRの質=良質な団体とのパートナーシップ×プロジェクト内容

CSRがいくら盛んになったとは言え、企業にとって本業は営利追求であり、企業活動を継続するためにも利益は当然必要です。CSRの部署を設置したとしても、一つの社会課題を直接解決することは容易ではありませんし、本業を横に置いてまでCSRをすることでは意味がありません。物流、管理、営業、販売、人事、経理、生産、宣伝、顧客サポート、システム、法務、様々な業務が専門家にアウトソーシングされるように、社会課題の解決の専門家も国内に多数存在し、企業と団体がパートナーシップを結ぶことで、社会課題の解決は促進されるという効率化につながります。
かと言って、非営利団体だけでも4万以上あると言われる中から、1つ1つを探して理念/実績を調べてという労力は、担当者さまにとってはかなりの負荷がかかります。
クライアント企業さまがどのような団体と組めば、事業と関連性があり、市場やステークホルダーに理解してもらえるCSR活動ができるかを考慮したマッチングを行います。